獣医サービスの収益と製品販売の視野を拡大
つい最近まで、獣医師が多すぎる、獣医師免許取得や獣医技術者の取得は投資収益率(ROI)が低い、といった声が業界内にありました。しかし、状況は大きく変わりました!
この「好転」の背後には多くの理由がありますが、ペットや家畜に対する獣医療の需要増加が原動力となったことは明らかです。そして、その好影響は様々な形で現れています。例えば、獣医師のライフスタイルの変化、企業による獣医師経営の流入、食用動物専門医(例えば家禽獣医師)の需要の高まりなどです。
多くの人々が特定のサービスを受ける余裕がない、あるいは病気や寄生虫駆除に必要な薬を購入する余裕がないことを私たちは理解しています。業界では、ノミやダニ駆除などの分野で飽和状態に達し、その結果、シェアをめぐる競争が激化していることを認識しています。
最近、各州では、獣医技術者やその他の新しい職種(中級獣医師)が、人間の医療における「医師助手」のような役割を担うことで、業務範囲を拡大することを検討しています。これはコスト削減とケアの拡大に繋がるでしょうか?
獣医師と獣医技術者の国家資格化、あるいは海外の獣医学部卒業生が資格取得にかかる費用と時間の削減により、供給とサービスは増加するでしょうか?
最後に、ジェネリック医薬品の開発と登録をより積極的に行うべきでしょうか?コストを削減し、より手頃な価格にすべきでしょうか?
私の考えでは、獣医療業界全体、そして獣医師会も、獣医療サービスと製品販売の市場をどのように拡大していくかについて、戦略的に共に考える必要があります。それは間違いなく、すべての人にとって有益なものとなるでしょう。
ポール・カサディ