動物病院への来院数の減少、広範囲にわたるコスト削減、プライベートエクイティやベンチャーキャピタルからの投資削減といった最近の逆風は、動物医療業界に課題をもたらしています。コスト削減策は正当化される場合もありますが、組織内だけでなく業界全体に混乱や不穏をもたらす可能性があります。プライベートエクイティは現在、推定1兆4千億2兆5千億ユーロの未投資資金を保有しており、これは経済の不確実性に対する慎重な姿勢を反映しています。
こうした課題にもかかわらず、私たちの業界は長年にわたり安定した成長と確実な収益を上げてきました。この実績は、重要な疑問を提起します。 なぜ投資家は、このような回復力があり不可欠な分野に参入したくないのでしょうか? コミュニティとして、私たちは組織内外の投資家に対し、動物の健康の価値と可能性を効果的に伝える必要があります。綿密に練られた長期戦略を持つことは不可欠であり、企業は成長とイノベーションを維持するために必要なリソースを常に確保するよう努めるべきです。
業界の持続可能な健全性を支えるには、継続的な投資が必要です。動物医療企業自身だけでなく、外部の投資家からも投資が必要です。リーダーとして、私たちには、実績のある安定性、収益性、そしてイノベーションの可能性を強調することで、業界をより効果的に「売り込む」責任があります。これらの強みに焦点を当て、統一されたビジョンを推進することで、持続的な支援を獲得し、健全な成長を促進し、今後何年にもわたって動物医療の活力を確保することができます。
ポール・カサディ