最近、世界トップの動物医療企業の成長過程を調査するコンサルティングプロジェクトをいくつか行いました。そこで、マッキンゼーの「 「成長を選択する:リーダーの青写真」、世界最大のコンサルティング会社が何を言うのか興味がありました。
著者らは、自らの研究データを用いて、意図的に成長を選択する成長リーダーと、口先だけで成長を謳うリーダーの違いを説明しています。彼らの青写真には、(1) 意欲的な考え方と文化を確立する、(2) 道筋を活性化する、(3) 優れた実行という 3 つの部分があります。著者らも、これらは時代を超越した総合的なものだと考えていました。
「経路の活性化」の部分は 3 つの部分から成り、急成長している動物医療企業を思い起こさせます。それは (1) コア事業の拡大、(2) 隣接分野への革新、(3) ブレイクアウト事業の活性化です。動物医療分野では、コア事業である寄生虫駆除剤と皮膚科事業を拡大し、診断分野に進出した Zoetis のように、これらの成功例が見られます。あるいは、動物デジタル技術の世界への Merck AH の革新的な一歩です。
著者らは、「意識的に成長を選択することで、ビジネス全体をその目標に向かわせる強力な推進力が生まれます。選択によって目的とビジョンが明確になることで、リーダーとそのチームは不可能と思われることを信じ、実現できるようになります」と結論付けています。
ボブ・ジョーンズ